家を建てるに当たって、地鎮祭を行う方は多いと思います。
私もそのつもりでいましたが、妻の反対により地鎮祭はやらないことになりました。
と言っても、やらないまま何かあったら絶対に後悔する性格なので、折衷案としてセルフ地鎮祭をやることにしました!
この記事は同じようにセルフ地鎮祭を考えている方の参考になるような内容となっています!
セルフ地鎮祭の準備から当日の動きまで解説します!
セルフ地鎮祭になった理由
私は田舎で育ったものですから、家を建てる際には地鎮祭を行うということが当然だと思っていました。
が、リアリストな妻は、その分のお金を別のものに使った方が効率的だと言い張り、議論は平行線になりました。(ハウスメーカーの見積りでは地鎮祭にかかる諸費用は10万円程度)
どうしても地鎮祭をやっておきたい私と、絶対に不要と言い張る妻で折り合わなかったため、折衷案としてセルフ地鎮祭を行うことを提案し、無事妥結に至りました。
セルフでもやらないよりはマシ、ということで、自分たちで気持ちを込めて執り行いました!
準備について
セルフ地鎮祭を行うに際して、まずは最寄りの神社でお祓いと御祈祷をしていただきました。
新築工事や増改築工事、家移りなどを行うに当たり、工事の無事や一家の繁栄などを祈っていただけます。
また、併せて七日間の御祈祷も申込みました。
これは神社の方でこの先七日間、毎日御祈祷していただけるもので、日数により価格が異なります。(日数によってご利益に差が取る事はない、とのことでした)
このあたりはそれぞれの神社で異なると思いますので、問い合わせてみてください。
御祈祷が終わったら、以下のものを授かってその日は終了です。
〇方除けの御札(ほうよけのおふだ)
引越しや工事の際に悪い方角に行ってしまい、災いを呼び寄せないように祈祷された御札です。土地全体が見渡せる位置に、御札の表側が工事現場の中央を向くようにして祀ります。この際、雨に濡れないようビニールなどで御札を包み、長さ2mくらいの竹の先を割って挟んで立てて祀ります。
〇御砂
土地を清めるために祈祷された砂になります。敷地の四隅と中央に撒きます。鬼門や井戸の跡など気になるところに撒いてもOKです。
〇鎮め物(しずめもの)
土地の神様を鎮め、土地を守護していただく意味合いがあります。工事の際に基礎の下に埋めてしまいます。
〇上棟御札(むなふだ)
建物に災いが無いよう、家の安泰や一家の繁栄などを祈願した御札です。上棟後屋根と天井の間に祀ります。
また、この他に、
- 清酒
- 塩
- 竹(高さ2m程度)
- 杭
- ロープ
- ガムテープ
も準備しました。これらは神社から事前に準備してくださいと言われたもの以外(清酒、塩)も含んでおり、我流となっています。
なお、竹は神社で販売していました。
当日の動き
当日の動きとしては以下の通りです。
- 東南西北の順に、敷地の角に御砂、日本酒、塩を撒く(東南西北が敷地の角にない場合は北東の角から時計回りに行います)
- 最後に土地の中心で御砂、日本酒、塩を撒き、工事の無事故、家族の幸福、繁栄を祈る
- 竹の先に方除の御札を挟み、土地の中心に向けて、南西(または北東)の角に打ちつけた杭に倒れないようキツく縛る(必要に応じてガムテープなどで補強)
- ハウスメーカーの担当者に鎮め物と上棟御札を預け、それぞれのタイミングで祀ってもらう
まとめ
セルフでやって意味あるの?と思っていましたが、神社で伺った話だと、お気持ちが重要とのことでした。
その土地に新たに住み始めるに当たり、報告と今後お守りいただけるようその土地の神様にご挨拶することが大切です。
また、現場監督からするとセルフであっても工事の無事を祈ってくれる施主、と写り、全くやらないよりは心象が良いのかなと思います。
地鎮祭が出来ない方も、セルフでもやる方法を検討されてはいかがでしょうか?
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