30代前半、社畜づけさんが仕事の合間に独学でFP2級合格にチャレンジします。
必要最小限の努力で合格を目指します。その勉強法について紹介します。
この記事は、独学で合格を目指す人、FP3級、2級の合格を目指す人、資格試験の勉強方法について知りたい人にオススメです。
注意! づけさんはまだ試験を合格しておらず、資格を持っておりません!このシリーズはづけさんの勉強方法で超簡単に合格できるか検証し、みなさんに紹介するものです!
2023年の9月試験で無事合格することができました!この記事に記載されている勉強法は1つのやり方ですが、この方法でも十分に合格が狙えます!
私の勉強方法について
私はこれまでに測量士補と宅地建物取引士の資格試験に合格しています。
いずれも社会人になってから、仕事の合間に勉強して合格しました。
FP2級も基本的には同じ勉強方法で合格できると考えていますので、その方法について解説します。
参考書と問題集は浮気しない
結論から言うと、参考書と問題集は自分が気に入ったもの1冊だけで十分です。その1冊だけを信じて勉強しましょう。
世の中には沢山の参考書や問題集が発売されており、正直どれを購入すれば良いのか迷うことがあります。
中には、ある参考書を購入した後、別の参考書を見て分かりやすそうだからそっちも買ってしまったり、解き終わっていないのに別の問題集を買ってしまったりといったことも。
このようなことは割とあるあるではないでしょうか?
私も学生時代はいろんな参考書や問題集に手を出し、本屋ができると友達に言われていたほどでしたので、その気持ちはよく分かります。
学生時代の勉強は別として、資格試験において参考書や問題集は、自分が気に入ったもの1冊だけでOKです。
むしろ他の参考書や問題集に手を出すのは、お金のムダ、時間のムダと言っても過言ではありません。
その理由は以下のとおり
- 資格試験の問題はほとんどが過去問から作られている
- 販売されている参考書はどれも一定の水準の内容になっている
- 隙間時間で合格を目指すので何冊も見ている時間がない
以上から、1冊を選んだあとはそれだけを信じて勉強すればOKです。
その参考書・問題集が全てで、そこに記載してあることからしか問題は出ないと思うと、気持ち的にも軽くなりますし、試験直前期の自信も違います。
インプットとアウトプットのマラソンすべし
試験問題は過去問から作られている、といいました。
なぜこのようなことが起こるかというと、その問題の内容がその資格にとって最も基本的な内容、あるいは重要な内容であり、理解力を試すためにちょうど良い問題(いわゆる良問)だからです。
※もちろん、制度新設に伴う新しい問題や、奇問と言われる問題も中にはありますが、多くはありません。
良問は内容を少しずつ変えて、繰り返し出題されます。
試験当日の限られた時間の中でこの良問を解くにはどうすればよいか。
その方法は以下の3つのステップで習得します。
- 解き方を覚える(インプット)
- 覚えた解き方を覚える(アウトプット)
- 1と2を繰り返す
たったこれだけです。
ひとつずつ解説します。まず、解き方を覚えてしまう、というのは、文字通りの意味で、答を導く方法を覚えます。
例えば次のような問題が出たとします。
【例】\(y=2x^2+4x-8\)の頂点の座標を求めよ。
この問題の解き方はいくつかパターンがありますが、解の公式さえ覚えていれば解くことができます。
詳しい解説は省きますが、解の公式を使い、答は\((-1,-10)\)となります。
解の公式を覚える(=インプット)、ということが1の解き方を覚える、ということになります。
次に覚えた解き方を使うですが、先程の例に戻ると、問題を確認し、解の公式を使えば解けることを理解して、解の公式に当てはめる、ここまでが2のステップになります。
覚えた解き方を実際に使って問題を解く、ということが重要で、『この問題が出た時はこの解き方をする』(=アウトプット)と、覚えた解き方の中で今回の問題に当てはまる解き方を選択し、それに基づいて解答できれば、その問題に正解することができます。
問題文を見た瞬間に解き方が出てくるレベルまでもっていくと、本番はタイムロスを少なくして問題を解くことができます。
このレベルまでもっていくには、問題集を繰り返し解くこと(=マラソン)が重要になります。
しない方がいいけど、ダメではない勉強法
次に勉強法としてしない方がいいけど、ダメではない勉強法を紹介します。
それは、ノートにまとめること、です。
これの何がいけないのかというと、普段働いている社会人が隙間時間に勉強して合格を目指す手法としては、非効率だからです。
もちろん、学生のように毎日何時間も勉強できる場合は有効な勉強法のひとつだと思いますが、効率的に合格を狙うのであれば、避けた方がよいと思います。
ただし、
- 何度解いても間違えてしまう問題
- 覚えられない単語
など、一定の場合には、ノートやルーズリーフなどにQ&Aの形式でまとめることは有効です。
忘れない覚えた方
Q&A方式でまとめる、について補足します。
一定の場合はノートなどにまとめても良い、と言いましたが、まとめ方も工夫し、簡単な問題とその答え、というようにまとめます。
私がよくするまとめ方を紹介します。
【問】地目:学校用地の定義を答えよ。 (答え:校舎、付属施設の敷地及び運動場)
問題集を繰り返し解き、分からないものは都度参考書に立ち返って勉強していましたが、学校敷地の定義がどうしても覚えられないとします。
これはまとめてもよい一定の場合に該当しますので、以下のイメージのとおり、Q&A形式でまとめます。
ポイントは答えが可能な限り短くなる問題文を考えるという点です。
今回の例だと、『学校用地の定義は?』という問題文よりも、『校舎、付属施設の敷地及び運動場に該当する土地の地目は?』とする方が効果的です。
この理由は、人間は文章を覚えるよりも単語を覚える方が得意だからです。(個人差はあると思いますが)
これで本当に学校用地の定義を覚えられるの?と疑問に思うかもしれませんが、これで覚えてしまいます。
なぜならこのまとめたノートもマラソンするからです!
ノートやルーズリーフにまとめたQ&Aは電車での移動中など細かな隙間時間でも見ることができ、効率的に勉強することが可能です。
これを繰り返し解くこと(=マラソン)で、問題文ごと覚えてしまいます。
独学で合格する自信が無い方へ
独学のメリットは、かけるコストを最小限に抑えることが出来る点ですが、遠回りな勉強法になったり、誤った理解のまま先に進んでしまう可能性があるなど、デメリットもあります。
私のように、単に資格を取っておく、くらいの方は独学でも良いと思いますが、FPを仕事にして生活しようと考えている方は、資格試験の講座を受けてみたり、専門の学校に通うのも選択肢のひとつだと思います。
一時的に支出が増えてしまいますが、働き始めればすぐに回収できてしまう金額です。
それよりも、確かな知識を得て確実に合格することが何よりも重要なはずです。
また、資格試験用の講座を行っている学校で勉強仲間ができると、お互いに切磋琢磨でき、勉強が捗ります。
独学での合格に自信が無い方やどうしても合格したい方は専門学校に入校されるのもオススメです。
まとめ
参考書や問題集はあれこれ手を出さずに、始めに決めた1冊だけを信じて勉強しましょう。これで時間やお金のロスが省けます。
また、勉強法は解き方の暗記と暗記した解き方を使って問題を解く、のインプットとアウトプットが大切です。
特にアウトプットは、問題集を何度も繰り返し解き(マラソン)、記憶に定着させましょう。
(さらに詳しい勉強法については、また別の記事にまとめたいと思います。)
最後に、独学での合格に自信が無い方は、専門の学校に入ってみるなども視野に入れて、勉強を進めると良いと思います。
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