我が家は、設計さんにうんざり(?)されるほどこだわって家づくりをしました。
そんな我が家について、これからマイホームを建てる方の参考になればと思い、こだわりポイントや工夫したポイントなどを紹介したいと思います。
私たちは、一条工務店のグランセゾンで平屋マイホームを計画中です。
2023年4月の着手承諾に向けて、大詰めの作業を実施してます!
この記事では、
①よく聞く失敗ポイント
②それらを踏まえた我が家の計画
③こだわりポイント
の順で紹介していきます。
なお、この記事で、水回りとは洗面所・脱衣室・お風呂などのことを指します。
水回りの失敗ポイント
水回りの失敗について調べたところ、以下のような意見がよく見られました。
- 他の間取りを優先したため、狭くて使いづらい
- 収納スペースが少ない
- クロスを防カビにしなかった
- 浴槽が大きいため水道代がかかる(風呂)
- 浴室暖房をつければよかった(風呂)
- 浴室が広すぎる(風呂)
我が家の計画
我が家の計画は下図のとおりです。
我が家は完全室内干しなので、洗濯物を洗って乾かすランドリースペースが必須でした。
さらに、洗濯→乾燥→収納を一連で行えるよう、ランドリースペースの近くにウォークインクローゼットを配置しています。
また、誰かが洗面所を使っているときに、お風呂に入れない(又はその逆)、お客さんが来た時にお互い安心して使用できない、などの場合を考慮し、洗面所と脱衣室を分けることにしました。
我が家のこだわりポイント!
水回りのこだわりポイントは以下のとおりです。
- 鈎形の間取りになっているランドリースペース
- ウォークインクローゼットの位置
- 中庭から風呂の距離
鈎形の間取りになっているランドリースペース
鈎形(かぎがた)とは、カクカクと曲がった形のことです。
我が家のランドリースペースは洗面所から曲がって入る動線にしています。
このメリットは、LDKから洗面所を見た時に、洗濯物が見えない、という点にあります。
当然、洗面所とランドリースペースを直線にすることで、スペースをより有効に使えるというメリットがありますが
我が家は他の部屋の配置も勘案し、鈎形にするメリットを採りました。
ウォークインクローゼットの位置
ウォークインクローゼットを使うタイミングは、着替えと洗濯物の収納、になります。
展示場では寝室やその付近に作られているものを多く見かけますが、ウォークインクローゼットの位置はどんな生活スタイルを送るかによると思っています。
例えば我が家の場合、朝起きて朝食を食べ、準備し、出かける直前に服を着替えます。
このような生活スタイルの場合、寝室付近にウォークインクローゼットがあるよりも、玄関付近か最後の身支度をする場所(私の場合は着替えの前に歯磨きをするので、洗面所)の近くにある方が使い勝手が良いです。
さらに、収納のことを考えると、大量の衣類を運ぶので、 ランドリースペースからは近い方が良いでしょう。
以上から、我が家はランドリースペースから遠くない洗面所の隣にウォークインクローゼットを設けました。
中庭から風呂の距離
最後に中庭から風呂の距離ですが、これは設計士さんの提案で採用したものになります。
我が家はプライベートの空間を確保するため、中庭を設けていますが、夏に子どもがプールなどで遊んだ後、すぐに風呂に入れるような動線が便利で良いのでは?と提案を受けたのです。
ランドリースペースの勝手口から、脱衣室を通ってすぐに風呂に入れる動線になっています。
玄関から入るよりもかなり距離が短縮されています。
また、スロップシンクをランドリースペースに設置しているので、庭遊びで汚れた服や靴もすぐに洗えるようになっています。
採用した仕様について
採用した仕様については以下のとおりです。
クロス
水周りで採用したクロスは以下のとおりです。
記載のない面に関しては一条のオリジナルクロスを採用しています。
(洗面所・ランドリースペース)
- LL-7228(リリカラ)(天井)
(ウォークインクローゼット)
- LV-3235(リリカラ)(壁)
- LW-4396(リリカラ)(天井)
なお、一条のクロスは原則準不燃から選択することとなっており、不燃タイプを選ぶと稟議対応になります。
ちなみに、不燃の方が色々なバリエーションがある印象です。
ただ、施工の際に不陸が出たりする可能性が高いようです。
※不陸とは、平ではなく一部がポコっと凸凹している状況です。目立つ場合があります。
建具・造作
- 勝手口
- 自在棚
勝手口も自在棚も一条オリジナルのものになります。
勝手口は1箇所まで無料ですが、2箇所目からオプションになります。
その他設備
- スロップシンク
- 洗面
- 洗濯金物
スロップシンクについては、一条のカタログから選択しました。(オプション)
おそらく他社製も選択できるのではないかと思いますが、スロップシンクであれば特にこだわりが無かったので、一条のものを採用しています。
次に洗面ですが、こちらも一条オリジナルのものを選択しました。
こちらは収納がかなりあるため、そのまま採用としています。
デザインとしては普通かな、と思いますが、機能面は充実しています。
最後に選択金物ですが、森田アルミ工業の「kacu」を採用しました。
一条設定品のホスクリーンやホシ姫サマなどの製品がありましたが、イマイチに感じたのでこちらを採用しています。
こちらは稟議対応不要だったかと思いますが、どの位置に付けるのかも含め、設計士さんに指示をしています。
まとめ
水回りの失敗点としてよく見かけられた、
- 他の間取りを優先したため、狭くて使いづらい
- 収納スペースが少ない
- クロスを防カビにしなかった
- 浴槽が大きいため水道代がかかる(風呂)
- 浴室暖房をつければよかった(風呂)
- 浴室が広すぎる(風呂)
を踏まえて設計を進めました。
まず、狭くて使いづらい、という点について、完全室内干しの我が家は、ランドリースペースを優先的に確保し、そこで洗濯→干すを完結させることで、リビングや和室などに洗濯物があふれることを防いでいます。
このランドリースペースは、LDKからは直接見えないようになっており、生活感を無くすことにも成功している間取りです。
次に、収納スペースですが、ランドリースペースで干した洗濯物をすぐに収納できるよう、また、普段の生活スタイルから洗面所の背後に設置しました。
普段の服はこちらにすべて収納する予定です。また、一条オリジナルのグレースドレッサーはかなりの収納力があるため、洗面所回りの小物はすべてここに集約可能です。
さらに、脱衣スペースを別に設けているため、バスタオルやフバス用品はこちらにも分散収納が可能で、水回り全体の収納力は高めになっています。
クロスについては、一条工務店の家で風呂がカビた、という話を聞かないため、普段通りに使用している分にはあまり問題ないのかなと考えています。ただ、水が直接かかってしまうとカビが生える原因になりますので注意が必要です。
浴室については、一条オリジナルであるため、選択肢はありませんでした。
一条オリジナルの浴室の特徴としては、浴室の床も床暖房になっており、冬場のヒートショックの危険性を和らげてくれそうです。
また、浴槽は保温性が抜群であり、真冬でもふたをした状態であれば、一晩で1℃程度しか温度が下りません。(これは誰も入浴していない状態での場合です。お湯はり後、複数人で入浴すると1℃以上低下する可能性はあります)
その他には、壁はどの面もマグネットが着くようになっており、あらゆるものを浮かせることができます。
以上、水回り編でした。水回りは意匠よりも、家事動線に気を付けて間取りを考えました。
マイホームを建てるにあたって、先人の失敗談を読み漁ることはかなり有用なことだと思います。
それらを踏まえ、自分に合った間取りを設計していきましょう!
コメント