我が家は、設計さんにうんざり(?)されるほどこだわって家づくりをしました。
そんな我が家について、これからマイホームを建てる方の参考になればと思い、こだわりポイントや工夫したポイントなどを紹介したいと思います。
私たちは、一条工務店のグランセゾンで平屋マイホームを計画中です。
2023年4月の着手承諾に向けて、大詰めの作業を実施してます!
この記事では、
①よく聞く失敗ポイント
②それらを踏まえた我が家の計画
③こだわりポイント
の順で紹介していきます。
玄関の失敗ポイント
すでにマイホームを建てられた先輩方の失敗ポイントについて、調べて見ました。
よく見られた意見としては、
- 暗い
- 狭い
- タイルの汚れが目立つ
- 臭いがこもる
- トイレとの位置関係が悪い(来客対応中に使いづらい)
- 照明スイッチの位置が悪い
- 収納が足りない
といったものがありました。
生活していると物がどんどん増えてくるため、収納の大きさや位置に気をつけたいところです。
また、私の実家もそうでしたが、来客中にトイレを使いづらい、という点も気をつけたいポイントの1つです。
加えて、現在住んでいるアパートの玄関がとても狭く、またとても暗い(窓がない)ため、このあたりも何とかしたいと考えていました。
我が家の計画
早速ですが、我が家の図面は以下のとおりです。
玄関ドアは東向きの親子ドアになっています。
ホール部分を合わせると、全体で2.75坪(5.5畳)の広さです。
まず特徴として、玄関は来客用玄関と家族用玄関の2つに分けました。これで散らかっている部分を少しでも見えなくする狙いがあります。
次に、トイレは玄関や玄関ドアの向こうから見えないよう、配置しています。
最後に、明るさの点です。窓を設置することにより採光を確保したかったのですが、残念ながら設置できるところがありませんでした。
そこで、玄関ドアに小窓が付いたタイプを選び、少しでも自然光が取り込めるようにしています。実際の明るさについては建物完成後にレポートしたいと思います。
我が家のこだわりポイント!
我が家のこだわりポイントは大まかに言うと次のとおりです。
- 来客用玄関と家族用玄関を分離
- トイレとの位置関係
この2点について、もう少し深掘りしたいと思います!
来客用玄関と家族用玄関を分離
まずは、玄関を広くするため、家族用の玄関(ウォークスルータイプのシューズクローク)と来客用の玄関を分けました。こうすることにより、靴箱を来客用玄関に置く必要が無くなるため、広く使うことができます。
また、外用のおもちゃやベビーカーなど、場所を取るようなものも、このクロークの中に収納できるため、来客用玄関の綺麗な状態を保ちやすくなります。
玄関の幅(上がり框部分の長さ)は、来客用が約1.7m、家族用が約0.8mとなっており、来客用は、大人3人が横並びで立つことができる幅で、家族用は大人1人の幅となっています。本当は家族用玄関をもう少し広く取りたかったところですが、家全体の金額的なバランスも見て、今の形に落ち着きました。
ホール部分も合わせると、来客用玄関が1.5坪(3畳)、家族用玄関が1.25坪(2.5畳)となります。
家族用玄関は、収納も兼ねるウォークスルータイプのシューズクロークになっており、来客時には引き戸を閉めることで、内部の散らかっている様子を隠すことが出来るようになっています。
また、臭い対策としてPanasonicの天井埋込み式ナノイー発生機「air-e」を採用しています。
この点、当初は換気扇の設置を考えていましたが、外側の換気口が意匠的に微妙であったため、採用しませんでした。
トイレとの位置関係
次にトイレの配置ですが、来客中でも使いやすい場所として、シューズクロークの隣に配置し、来客用玄関からも玄関ドアからも見えないように工夫しました。
田舎だと、玄関前で近所の方としばらくお話するなんてこともあったりするので、気をつけたポイントです。
また排泄音や臭いとの関係で、リビングと隣合う配置にしたくなかったので、今回のように廊下を挟んで配置できたことはよかったかなと思います(リビングは廊下の向こう側にあります)。
採用した仕様について
ここからは、玄関周り(トイレ含む)で採用した仕様についてご紹介します。
玄関・玄関ホール
玄関タイルを一条オリジナルのヨーロピアンタイル「T2107」にしています。
クロスは、アクセントとしてリリカラのLL-7255を選択しています。
なお、 LL-7255は不燃クロスのため、採用には一条工務店の社内稟議が必要となります。
シューズクローク
シューズクロークは、一条オリジナルの自在棚(奥行 45cm)と棚付のハンガーポールを採用しています。
臭い対策としては、Panasonicの「air-e」を天井に取りつけています。
また、来客用玄関とシューズクロークの間には目隠しのため引き戸を設置しています。
トイレ・セカンド洗面
トイレについて、一条オリジナルの棚やボックス、ペーパーホルダーがあるのですが、デザインが気に入らなかったため、全て不採用としました。
便器はTOTOのネオレストAS1を選んでいます。
壁に下地を入れ、ペーパーホルダーを自分たちで設置する予定です。
手洗い器はトイレ内が狭くなるため、すぐ外にセカンド洗面を設置しています。
また、トイレドアについては、トイレ内で誰かが倒れた時にも開きやすい引き戸としています。
開き戸はトイレから出る時に洗面の前に誰かが立っていると危ないので、折れ戸は意匠的に不採用としました。
セカンド洗面はアイカ工業のスタイリッシュカウンターを採用しています。
こちらも一条工務店の社内稟議が必要となります。
まとめ
先輩ビルダーの失敗談でよく見かけた、
- 玄関が暗い・狭い
- 臭いがこもる
- トイレとの位置関係が悪い
の3点に対して、注意しながら設計してもらいました。
まず、玄関の暗さ対策としては、本当は窓を設置したいくらいでしたが、小窓付きの玄関扉を採用しました。東向きの玄関なので、朝出発するときは玄関が明るい状態です。
狭さ対策としては、来客用玄関と家族用玄関を分け、来客用は広くスペースを取りました。家族用はウォークイン型のシューズクロークにし、荷物もある程度収納できるようになっています。
また、来客用の玄関が散らかった状態になるのを防ぐ狙いがあります。
次に、臭い対策ですが、特に家族用玄関は靴箱ではなく棚に置くため、臭い対策が必須となります。我が家ではPanasonicの「air-e」を採用することで、臭い対策を行いました。
最後に、トイレの位置関係については、玄関や玄関ドアの向こうからも見えない位置に配置し、リビングとも離すことでプライバシーを守り、音や臭いの問題もうまく解決できていると考えています。
マイホームを建てるにあたって、先人の失敗談を読み漁ることはかなり有用なことだと思います。それらを踏まえ、自分に合った間取りを設計していきましょう!
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