資格取得の勉強法

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資格試験

学生時代の経験や、これまでの資格試験の経験から、私が有効だと感じた勉強法を解説します。

私が持っている資格は、宅地建物取引士と測量士補で、いずれも社会人になってから勉強を始め、それぞれ受験1回目で合格しました。

合格率が1桁の資格試験は受験したことがありませんが、2桁の試験であれば、実績がありますので、参考になるかと思います。

この記事では、独学で資格取得を目指す方、隙間時間で合格を目指す社会人の方にオススメな勉強法を解説しています。

独学での合格を目指す方法・考え方

まず、独学で勉強する上で私が最も重要だと考えているのは、満点を取る勉強をしない、ということです

もっと言えば、60点を取れるレベルになればよく、そんなに真面目に勉強しなくてもよい、と考えて勉強をしています(これを60点勉強法といいます)。

何を言ってるんだ、真面目に勉強すべきだろ

真剣に勉強して余裕をもって合格する方が良いじゃないか

60点を目指して落ちたらどうするんだ

こう思われる方もいらっしゃると思います。

なぜ私がこのように考えるかと言うと、理由は次の2点です。

  1. コスパが良い勉強法
  2. 挫折しづらい勉強法

具体的に見ていきましょう。

1.コスパが良い勉強法

60点勉強法の良い点ひとつ目が、コスパが良い勉強法であること、です。

100点満点を目指して勉強すると、少なくともテキストの全ては理解して暗記する必要があります。

これには大変な時間が必要となり、社会人で仕事をしながらの合格となると、かなり長い準備期間が必要になります。

ただ単に資格を取るだけであれば、100点を取る必要はありません。合格に必要な点数だけ取ればいいのです。

そのため、テキストの端から端まで全てを理解して暗記するのではなく、難しいところは飛ばしてどんどん進めていきましょう。

難しいところや理解しづらいところにに時間を割くのではなく、とにかく解ける問題を増やしていくことが最も大切です

解ける問題は確実に得点し、それらを積み上げて合格点に達すれば、他の問題は合ってようが間違ってようがどうでもよいのです。

難しいところに時間をかけず、解ける問題だけを練習して合格する、勉強時間や労力に対してパフォーマンスが高い勉強法と言えます

2.挫折しづらい勉強法

上記で解説した内容にもリンクしてきますが、難しい内容を理解するには時間も労力もかかります。

完璧を目指して勉強していると、理解できない部分が出てきた時に、なかなか次に進めなくなり、結局挫折してしまうことがあります。

少し考えたり、調べたりして理解できないところはスパッと飛ばしてしまった方が良いです

それで獲得出来る1点より、他の簡単な問題を沢山解いて確実に取れる2点の方が重要です

1箇所に拘って勉強するのではなく、分からないところは潔く諦めて次に進めることで、挫折することなく勉強を進めることができます。

具体的な勉強法

次に具体的な勉強法について、5つ解説したいと思います。

出題範囲の確認

まず、私がやっている勉強法のひとつが、出題範囲の確認です。

新しく資格試験の勉強を始める場合、どんな分野のどんな内容を勉強するのか、全く分からない状態です。

そこでまず、テキストを通して読むことにしています。

これにより、勉強する範囲が明確になり、更にどの程度勉強する必要があるのかも大雑把に把握することができます

また、全体像を把握していると、自分が今どの辺を勉強しているのか理解しながら進めることができ、あとどれくらい勉強すればひと通りの内容が終わるかなど、見通しを持って進めることができます。

この方法は、途中で挫折するのを防ぐ方法としても有効です。

なお、テキストを通して読む際には、無理に理解しようと思わなくても大丈夫です。あまり時間をかけすぎず、サラッと流してしまいましょう。

すぐに理解できないところや後から見直したいところには付箋を貼っておき、テキストの2週目以降に確認します。

問題と解答のインプット・アウトプット

テキストを通して読み終えたら、次は問題集を解きます。

この際に重要なことは、問題文及び選択肢を正しく理解し、現在の知識で解いてみることです。

問われていることをを正しく理解することは、問題を解く上で最も重要なポイントになりますので、問題文はしっかりと読みましょう。

次に選択肢については、どこが間違えているか、またどう直せば正しい選択肢になるかを考えながら解いてください。

例えば以下のような形になります。

【例】太陽に関する次の記述うち、正しいものはどれか。

  1. 季節により太陽が昇る方角は異なる
  2. 黒点が多いと活動が穏やかになっている
  3. 太陽の表面は約2,000℃である

1については、夏は南東の方角から、冬は北東の方角から太陽が昇るため、正解です。

次に2については、「穏やか」ではなく「活発」であれば正解になります。

また3については、「約6,000℃」であれば正解になります。

この解き方により、その問題の重要な部分や出題範囲のポイントが掴めるようになり、また記憶の定着にも繋がりますので、是非意識してください。

この勉強法を続け、最終的には、この問題の答えはこれ、この選択肢の間違いはここでこう直すと正しい、ということがスラスラ出てくるようになることが目標です。

ここまでくれば合格ラインに大きく近づきます。

問題集のマラソン

先程、少し触れましたが、問題文を見て答えがすぐに思い浮かんだり、誤っている選択肢を見てどうすれば正解の選択肢になるかがスラスラ出るようになることが目指すべき地点です。

ただ、これは問題集を1〜2回解いたところで習得できるものではありません。

問題集をひたすら繰り返して頭に叩き込む必要があります。

私の場合は、勉強時間がどれくらい確保できるかにもよりますが、大体10回くらいは問題集を繰り返し解きます。

始めは、問題文や選択肢を読み込みながら進めるため時間がかかりますが、何周もしていると問題文も答も覚えるため、どんどんスピードアップしていきますので、そんなに時間はかからなくなっていきます。

オススメしない勉強法

社会人がスキマ時間で勉強し、資格試験合格を目指す場合に、オススメしない勉強法があります。

それはノートにまとめるという勉強法です。

テキストの内容を、分かりやすくノートにまとめるという方法は、良い勉強法にも思えますが、時間がかかり過ぎてしまいます。

また、出版されているテキストは、どれもポイントが上手くまとめられているものばかりであり、それ以上まとめることはあまり意味がありません。

分かりづらい部分は、付箋に解説を書いて、その付箋を関係するページに貼ると良いでしょう。

また、補足や気付きはテキストに直接書き込めばOKです。

これ1冊を持っていれば、試験会場で直前まで確認することができます。

勉強する上での細かなテクニック

ここまで、基本的な勉強法を解説しました。

ここからは、テクニック的な部分を紹介したいと思います。

①しっくりくる解説を作る

まず、覚えにくい内容を記憶に定着させるテクニックとして、しっくりくる解説を自分で考えて作ってしまう、というものがあります。

このとき、その解説は正しくても正しくなくても大丈夫です。

なぜなら、試験においては答えが正しければよく、その解説などはどうでも良いからです。

具体的な例として、テキストに以下のように記載があったとし、これを覚えることとします。

【例】アメリカ合衆国の国旗には50個の星が描かれています。

アメリカ国旗の星の数を覚えるのは、短期的には難しくないでしょう。

しかし、今後いろいろなことを勉強して覚えていくと、どんどん記憶が薄れていってしまいます。

そこで、「アメリカ国旗の星の数=50」、と覚えるのではなく、「アメリカ国旗の星の数は州の数を示しており、現在50州のため50個」と自分でそれっぽい解説を作り、覚えるようにします。

すると、単に数字だけを覚えるよりもはるかに記憶に定着しやすくなります。

この理由としては、2つあります。

1つ目は、人間はストーリーや意味のある内容を覚える方が、意味が無いものを覚えるより得意である、ということです。

例えば、昔1度だけ読んだ小説のストーリーは、詳細は別としても、長く記憶に残っていますが、宝くじの番号のように単なる数字の羅列などは1度見ただけでは覚えられません。

2つ目は、それらしい解説を作る際に、あれこれ考えるため脳をよく動かすから、です。

これは当然と言えば当然ですが、脳を動かすことによって、より記憶に残ると考えられます。

まとめ

資格試験の勉強を始めるにあたり、まず意識すべきなのは、100点を取らなくてもよい、全てをしっかり勉強しなくてもいい、ということです。

その上で、

①出題範囲の確認

②問題と解答のインプット・アウトプット

③問題集のマラソン

により、合格ラインを目指します。

これで是非資格試験合格を目指してみてください!

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